美肌だけじゃない!プラセンタ注射の意外な効果とは

注射器

プラセンタは、胎盤を意味する言葉であり、人の胎盤から抽出した成分を、注射などで体内に取り入れることをプラセンタ療法と呼びます。プラセンタ注射は、主に美容皮膚科などで受けられる治療で、治療を受ける人の目的は、肌のシワやハリを改善させる美肌効果であることが多いのですが、プラセンタ注射の効果は、実は、美肌だけにはとどまらないのです。

プラセンタ注射が美肌に効果的なのは、プラセンタを抽出する元である胎盤に、肌の修復や再生作用に効果的な有効成分が豊富に含まれているからです。さらに、プラセンタには、抗炎症作用が期待できる成分が含まれているため、筋肉や関節の痛みや負担を軽減する作用があります。

抗炎症成分は、血流促進の効果もあるため、血液循環が良くなることで、新陳代謝の向上も期待できます。つまり、プラセンタは新陳代謝を向上させることによって、美肌だけではなく、体全体の老化予防にもつながるのです。新陳代謝が改善することで、疲労の原因物質と言われる乳酸の減少が期待できるため、肩こりや体の疲労軽減にもつながり、体内から老化防止を促進することができます。

プラセンタには、20以上の薬理作用が確認されていて、そのなかに更年期障害に有効な薬理作用もあります。プラセンタには、女性が本来持つ生理的な機能を再生したり正常化したりする効果があるため、プラセンタ注射は更年期障害の治療にも有効なのです。また、美容目的のプラセンタ治療は医療保険の対象外になりますが、多くの女性が悩む更年期障害の治療にプラセンタ注射を用いる場合は、医療保険の対象になります。
加えて、更年期障害の治療に用いられる薬では、様々な副作用に悩まされることも少なくありませんが、プラセンタの20以上の薬理作用は穏やかに働き、過剰ではないため、治療に伴うリスクや副作用が少ないこともメリットです。